8月25日、市民連合めぐろ・せたがや主催で沖縄報告会をさせていただいた。参加は、25名ほど。
先ず、僕が今年1月から撮りためてきた映像を編集したもの、タイトルは、「沖縄はさけぶ 戦争の時代」(54分)を観ていただいた。名護市長選挙から、辺野古、離島、翁長さん死去までをまとめたものだ。もちろん、まだ完成版ではない。でも自分の中では、少し整理ができたかなと思えるできには達するものだ。やっとここまできたといえる。
参加された方々からも、活発なご意見が出された。前回(7月29日)9条の会主催の報告会の時と同様の沖縄への関心の深さを感じた。「創価学会にどうかかわればいいか」「立民党はどうなのか」「沖縄差別の問題は」「現場に行ってこそわかる」などなど、多岐にわたるものだった。
僕は、今、製作で一番苦しいところにいる。でも、こうして中間報告をするとうまい具合に力が抜けていくことが分かった。自分に、わからないことと、わかったことが混在していることがよく見えてくる。一人で、悶々としているとわからないことだ。
さて、30日から石垣島、名護に行く。市議会議員選挙の取材は、本当に大変だ。状況認識がほぼゼロから始めなければならないからだ。この間、現地との信頼関係をどうやって作るかで悩んできたが、おそらくそれは保留もしくは継続だろう。解決はしない。ただ言えることは、僕の心の中で、燃えている火は、おそらく消えないということ。このまま終わらせてたまるかという「怒り」に似たものが、健全な状態で僕の中で深呼吸していることだ。
そして、僕はこの映画作りを通じて、もう一回り視野を広げたいと思っている。具体的にはわからないが、自分のフィールドを広げたいということだ。沖縄にシフトしたことが、その表れだったのかもしれない。ずっと感じてきた、日本の映画は視点が狭い。辺野古が、離島が世界に伝わるような映画をつくりたいと思っている。軽い気持ちで。