学校が心配

天皇の代替わりに伴って、今年1年、代替わりブームがこの国を覆っている。この問題については、「いろいろな考え方がある」では、すまされない問題を含む。学校に勤めていたころから、「変だ」という気持ちをいだいてきたし、今でもいだいている。

気持ちが悪いのは、この「空気」だ。天皇を尊敬しなければいけないという「空気」。僕は、「天皇」が好きでも嫌いでもないけれど、そう流される「空気」が気持ち悪い。ここで生活したくないと思ってしまう。

10月22日、街中を歩いてみた。大雨だったが、午後日が差してきた。学校が心配だったので、大田区内のある公立学校に行ってみると、ちょうど「日の丸」をあげる時だった。僕が現役のころもそうだったが、「日の丸」をあげるだけのために教頭がこの休日に学校に来るのだ。

「即位の礼」の日に揚がる「日の丸」 10月22日 東京都大田区公立学校

「日の丸」掲揚だけでなく、「祝意」を表すよう全国の学校に文部科学省は指示ををした。これに対し、教職員組合は表立って闘いを行っていない。すごく心配だ。

僕は、この2年間沖縄などを訪ね、基地を映画にしてきた。米軍基地だけでなく、自衛隊基地の強化があからさまである。政府は、中東に自衛隊派遣を検討し、憲法改悪の動きが徐々にだが、止まらなくなった。なんとかしなくてはと感じている。

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