かってない準備が必要だった上映会

8月21日、拙作「島がミサイル基地になるのか 若きハルサーたちの唄」の上映&トークが第163回憲法市民講座として都内、文京区で開催されました。主催は、「許すな憲法改悪!市民連絡会」、参加は20人でした。

表題でも書いた通り、この上映会はこれまでの中で一番準備に時間をかけたと思います。理由は、8月3日の米ペロシ下院議長の台湾訪問です。この事件がもたらしたものは、想定以上でした。それは、ほぼ100%のメディアが、中国批判のみを主張するという状況が(意図的に)作られたということです。この結果、一番被害を被ったのは、石垣島など沖縄県八重山地方の人々です。中国の軍事演習で80km沖合に弾道ミサイルが着弾した与那国島をはじめとして八重山、沖縄の人たちは大きな不安の中に追い込まれました。

それが、直近の沖縄県統一地方選挙候補者へのアンケートでも表れています。辺野古新基地建設反対が賛成を上回ったのに、南西諸島への自衛隊配備反対は賛成を下回りました。この行く先には、日本政府による日本の軍備増強が待っていると感じます。上映会の講演では、この点にも時間を割きました。ここが表題の意味です。「中国との信頼関係の構築抜きには、米中危機の克服はありえない」「軍備増強ではない」ということです。資料もかなり駆使したつもりです。

しかし緊張したせいか、最後の方は口が回らなくなり、「通じているかなあ」という不安感で話を終えました。交流の時間がなかったので、参加者の感想はほとんどわからなかったのですが、「映画よかったですよ」と声をかけて帰られたかたがいたので、少しほっとしました。この講演と映画、しばらく続きます。ぜひ、おいでください。そして語り合いたいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA