沖縄に向く心

僕は、2016年、頭からつま先まで長野と群馬に向いていた。
2016年は、史上初めて、国政選挙で「野党共闘」が実現した年だ。
参議院選挙投開票日7月10日は、歴史的な日となった。
その10時間後に、その事態をひっくりかえすできごとが沖縄でおきていた
ということを、僕は、少ししか認識していなかった。
沖縄県東村高江で、政府が本格的なヘリパッド建設に着手したのである。
それは、まさに、「暴力」であった。と沖縄タイムスは報じている。
しかし、本土にその情報は流れてこなかった。
僕は、その時、「選挙が生まれる」の編集にかかわりっきりだったのだ。

僕が、沖縄でとんでもないことが起きていると、肌で感じたのは
1月末に沖縄、辺野古に入った時だ。
本当に恥ずかしい話、びびったのは、その時が初めてであった。

今年のテーマを沖縄にしたのは、それが理由だ。
大いに反省と、報道の怖さと、社会の大きな変化を、自分が思っていたより
はるかに大きな変化を感じたことが、今年、僕を沖縄に向かわせた。

福島、憲法、野党共闘から沖縄と、次々にねらい目が変化するが
それは、社会の変動がそれだけ大きいからだとしかいいようがない。

とても妙な気持ちだ。僕の心が、時代にに飲み込まれていくような。
この気持ちは、忘れたくないと思う。これからも。

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