教え子にはげまされた

教え子が、僕を励ましてくれた。うれしいし、ありがたいことだ。灰谷健次郎の言葉だが、「子どもが大人を生かしている」と感じる。
僕も含め、現代人は、大事な何かを失いかけている。生きていくための何かを。

昨日、沖縄県宜野湾市の沖縄国際大学にヘリコプターが落下して14年目の日、大学主催のイベントに参加した。学生が、朗読劇を行った。59年前の宮森小学校米軍機墜落事故ともあわせ、詳細な証言をもとにした朗読劇を行った。それは、非常に素朴なものだった。心に残ったのが、「知ったつもりになっていた」という言葉だ。20歳前後の若者が、知ったつもりの自分を顧みている。僕ら、大人は、もっと知ったかぶりしていないか。
僕は、そんな自分を「否定」し乗り越えるために映画を創りたい。新しい世界と希望を切り拓くことが、現代人に問われた仕事ではないか。

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