ゴールテープなんてない!あとは、観ていただくだけ

編集をしていて、いつも感じることだけど、今回は特に感じる。
「もういい。今は、納得。」
いろいろご意見がかえってくることは、承知の上。

谷川俊太郎が、今の僕に響く言葉をくれた。
「詩の言葉は現実社会ではほとんど役に立たない。~ただ詩の読者を(マス)でなく、一人一人と考えると、一編の詩がその一人の読者に小さな影響を与えることはありうると思う。」(朝日新聞 9月14日)

そうなんだろうと思う。所詮僕はアマチュア。仕事ではない。もうけを気にせず、自分の気持ちを一番に考えればいい、というとても幸せな立ち位置にいる。

よく、「不特定多数に人に観てもらいたい」という。そんなこと無理なのに。「一人でも多くに人に」が正しいのだろう。でも、最終的には、個々の人に伝わるかなのだから、そこには「類」はなくなる。具体的な、「人」しかない。

僕は、自分の気持ちを試したい。僕の思いを、人と重ね合わせたい。そこに生じるのは、「ズレ」だ。その「ズレ」が、大事なのではないか。

僕の頭の中には、「次」が巡り始めている。悪い癖だ。気が早すぎる。一段一段が、苦手なのだ。しかし、怖さも同時に感じている。人との関係を掘り下げる怖さを。

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