映画「記憶にございません」

「記憶にございません」について。
三谷幸喜は、どっちかといえば「右」の方の人だと思うし、スポンサーがフジテレビだからとびぬけたことはできるわけないというのはよくわかるのだけれど、とても注目した映画で2回見た。

中身までは言わないけど、イントロテロップの「実在の人物とは似ていてもそれはたまたまです」から笑い転げたし、のっけから「おまえ消費税あげただろ」のセリフにも腹をかかえて笑った。

三谷の作品は、映画に関してはどんどん良くなっていると思う。笑いとは、強いものをこけにする、これだと感じる。

映画って、「共闘運動」みたいなもので、大事な課題=思いで共通する必要性がどうしてもあるんだなあと思うし、一緒に共感できたら泣くし、共感できなければ当然しらける。

今の運動の課題をついているようで、無理にまとめようとしてもまとまるわけないし、一緒にやるべきこと(例えば、地域の平和運動、組合運動、原水爆禁止運動などの統一)に努力せずして、連合政府などできるわけがない。

僕は、入院直前というとんでもない時にこんなことを考えている。今作っている映画も、地道に頑張ってる人たちを追うことだけを追求した。そこには「魅力」が生まれるし、無理はない。時には、笑いもある。映画そのものだ。

次作のタイトルは、「沖縄から叫ぶ2 伝え続ける」です。来年3月完成予定です。

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