光るメディア

今日は、コロナ危機報道に加え、都心も寒気と雪に覆われ、僕は体調が悪く朝から床に臥せていた。気分的にも最悪だった。だいぶ、この社会の閉塞感に参っていたんだと思う。それを、少しずつ晴らしてくれたものがある。

一つは、朝日新聞の坂本龍一のコラム。まずは、読んでいただきたい。忌野清志郎が生前言っていたことば。「危機は権力に利用されやすい」僕たちは、3・11を経験したはずなのに、また同じ轍を踏もうとしていた。

それから、TBSの「東京マガジン」。今日から開始予定(今日は北風なので実施銭司)の、羽田空路変更問題を真正面から取り上げていた。同番組では、この問題をシリーズで取り上げている。今日は、騒音問題に加え、落下物の危険性についてかなり強い反対のトーンで取り上げていた。最後は、一般市民の「コロナ騒ぎで入国者が減っているんだから、空路変更はやめてほしい」で閉めていた。

僕は、9年前の3・11を思い出した。僕は、その年の4月11日に福島県郡山市に入ったが、そこで福島県教職員組合郡山支部機関紙「どんとこい」でであった。

郡山支部では、学校現場に放射線等の情報を逐一流した。このナンバーをみてもわかるように、3月24日でNO.64である。1日2号、3号とファックスを流す日もあったという。

このようなときだからこそ、いいメディアが光る。危機の時代を巻き返すのも、メディアにかかっているのだと思う。

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