今日の都知事の会見

今日の小池都知事の会見で、発見がありました。
都の担当者の発言ですが、現在の感染者数を導き出した「PCR検査は、氷山の一角です」とはっきり言ったのです。

素朴に考えて、「氷山の一角」だけの検証で、方針が出るのでしょうか。その後、さすがにその担当者は付け加えました。「検査の前段階」(これを、例えば発熱による「受診者数」の変化を例にあげていました)を参考にしていると。

3月11日の「専門家会議」の提言でも、「すでにPCR検査受け入れ能力は増強されており、今後も現状で必要なPCR検査が速やかに実施されるべきと考えています」と述べています。しかし、都のPCR検査は、累計で約2986人にすぎません(3月30日現在)。そのうち陽性者は、443人です。発症者で7度5分以上という厳しい検査基準の結果、驚くべき高さの陽性率(14.9%)になっています。

PCR検査以外にも、調査の方法はあるのかもしれません。しかし、新型コロナの感染状況の全体傾向はつかめているとは、お世辞にも言い難いと思います。

さらに、今日の会見では、まったく経済対策に触れませんでした。話の中心が、「夜の飲食店等での感染が多かった」と、「お店への出入り」が感染経路と強調されていたにも関わらず、言われていたのは、夜の「お店への出入り自粛」のみで、その「お店」の救済については一言も触れられていませんでした。

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