全国各地の住民投票の経験に学ぶ

11月25日、東京都武蔵野市で「経験交流会 全国各地の住民投票の経験に学ぶ」イベントが開催された(主催:住民投票条例の制定をめざす武蔵野市民の会)。以下4市から住民投票運動の報告が行われた。

●徳島県徳島市:吉野川可動堰の建設計画の賛否を問う住民投票

●沖縄県石垣市:平得大俣(ひらえおおまた)地域への陸上自衛隊駐屯地建設の賛否を問う住民投票

●神奈川県横浜市:IR誘致の賛否を問う住民投票条例の制定請求

●東京都小平市:都市計画道路3.2.8号府中所沢線計画の賛否を問う住民投票

報告後の会場からの質疑のコーナーでは、武蔵野市以外の地域から参加した人からも現在、またこれから行う予定の住民投票運動をめぐっての質問や意見が複数出された。主催者団体「住民投票条例の制定をめざす武蔵野市民の会」の高木敦子さんからの報告で、2017年から22年までの6年間で42件もの住民投票請求があったという今の日本の状況を反映した集会であった。

高木さんは集会終了後、「各地で取り組み方は違うけれど、それぞれの場で住民投票のテーマについて『熟議』が行われているということが確認できました」と話した。

高木敦子さん

補足:「全国各地の住民投票の経験に学ぶ」は、毎年武蔵野市民が声を掛け合って行っている平和のための一斉行動、「むさしの市民平和月間2023」の一環としても取り組まれたイベントです。

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