「やさしいまち、つながるまちへ」キックオフ

12月2日、松下玲子武蔵野市長辞職を受けて行われる東京都武蔵野市長選挙に向け、市民候補を支援するグループ「やさしいまち、つながるまちへ」が発足するイベントが、東京都武蔵野市内で開催された。そして、その場で市長選挙予定候補として笹岡ゆうこさん(前武蔵野市議会議員、11月30日をもって市議を離職、37歳)が紹介された。

同会の代表は、邑上(むらかみ)守正さん(元武蔵野市長)。邑上さんから集まった市民に、予定候補の笹岡ゆうこさんが紹介された。また集会には前市長の松下玲子さんも参加した。松下さんは、市民から推された予定候補を全力で支援すると訴えた。

予定候補・笹岡ゆうこさん

集会後には記者会見が行われた。その中で笹岡さんは、記者から選挙にのぞむにあたっての具体的な政策や武蔵野市政についての質問に答えた。要旨は以下である。

・住民投票条例について:必要。自治基本条例の中にあること。しかし、その要件については、時間をかけて協議すべき。

・学校給食について:無償化をめざす。しかし、これまでの給食の質は守るべき。

・子育て支援:相談支援体制を充実することが重要。また、「不登校」の子どもたちの学習機会が失われないことも大事。

・多文化共生について:(ご自身のブラジルでの生活経験もふまえ)コロナ禍でアジア人差別が海外であった中で、ブラジルではなかった。多様性を力にすることが大事だ。

笹岡さんの政治家になるきっかけは、「3.11」だそうだ。その時政治家は、市民の代弁者にならなければいけないと感じたそうだ。誰もいなければ、誰かがやらなければならない。「まずは、自分が住む街からです」と笹岡さんは語った。 武蔵野市長選挙、告示は12月17日(日)、投開票日は24日(日)である。「やさしいまち、つながるまちへ」では、12日(火)19時より、武蔵野公会堂ホール(JR、井の頭線、吉祥寺駅南口から徒歩2分)で告示前の決起集会として「市民集会」を予定している。

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