今回の都知事選挙、もしかしたら民主主義を前に進めるきっかけかも

7月7日の都知事選挙まであと1か月、現職以外の候補者が20人以上立候補を決めている。立憲民主党、共産党が推す候補者も先日決まった。その段になって、正直な話、僕自身、今回はどのように都知事選にのぞむか決めかねていた。

チェンジ都政 せたがや キックオフ集会(6月1日)

実は、毎回そうである。なぜか、都知事選、近寄りがたい。今回は、大作の自分の映画が完成したばかりで、その普及に追われてもいた。大きいのは、肝心の立憲民主党が今の国会で大事な法案に反対しきれていないという状況を目の当たりにしていることだ。

ただ、先日、世話になっている方から、取材を依頼された集会に参加して自分の立ち位置がはっきりした。その集会とは、地域から現職の都知事を変えようという集会である。そこで、報告された「都知事候補選定委員会の経過」が、僕をふるいたたせた。

今回の都知事選。「都知事候補選定委員会」というものが、市民団体と呼びかけ人でつくられた。そしてさらに「Change都政 市民プロジェクト」というグループができ、「選定委員会」に参加している。今回の市民と野党の候補者がきまるまでに、「市民プロジェクト」は、「この人を候補者にしたいという人」をできるだけたくさん集め、「選定委員会」に送った。さらに、選挙政策を集めるだけ集め、「選定委員会」に送り、「選定委員会」内に政策を検討する部会ができ、そこでまとめた政策が候補予定のエントリーメンバーにも伝えられた。

このような、市民の声が市民と野党の候補選定に反映されるしくみを通してつくられた結果として今回の候補者が誕生したということが報告されたのだ。

これまでと、少し違う、と感じた。ので、今回の都知事選挙、(実は横浜市民になってしまったので、選挙権はないが)、ジャーナリストとして腰をすえて参加しようと思っている

ひとつ、経過をみている事項がある。山本太郎さんだ。「れいわ」の行方は、とても大きい。太郎さんは、野党候補が発表された後の6月2日の街宣で、都知事選挙の重要性に触れ、その中で、「政策の発表がないのでなんとも言えない」と言っている。確かにそうだ。野党候補、未だ、政策を発表していない。ここは、とても重要なところだ。ここも含め、取材を始めようと思っています。

いずれにしても、傍観は絶対にだめな都知事選挙が、とっくに始まっています。

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