参院選が1か月後に迫る中、市民と野党の共闘による野党候補の一本化は大きな困難を伴いながら各選挙区、特に1人区で市民連合を中心に奮闘が続いている。長野県では6月14日野党候補一本化が、実現した。
6月14日、午前10時。市民連合主催の「信州市民連合と3野党との『共同のテーブル』」が開催された。ここには3野党(立憲民主党、日本共産党、社会民主党)の県を代表する人たちと信州市民連合が集まり、市民連合から3野党への政策要望書が手渡され、3野党ともこの要望書を尊重するという回答があった。また共産党、社民党から野党候補を立憲民主党の羽田次郎氏にすることへの賛意が述べられ、野党統一候補が実現した。
このあと行われた「羽田次郎氏との対話集会」(信州市民連合が呼びかけ)には、参議院選挙長野県選挙区予定候補の羽田次郎さんも参加し、市民連合から政策要望書が羽田さんに手渡された。また、クローズドで市民と羽田さんとの意見交換も行われた。
↓羽田次郎さんに信州市民連合から政策要望を手渡す

羽田次郎さんに信州市民連合から政策要望を手渡す
現在このような参院選1人区での野党共闘の動きは、沖縄、長野など限られたところでしか始まっていない。これは、中央レベルでの政党間で共闘関係が作られていないからだ。だからこそ県段階での統一への取り組みは重要だし、残された時間はわずかだがあと1か月この動きを加速させなければならない。