つくづく、アマチュア。そして、戦争の時代

僕の力が、蚤の力にもならないことはわかっていたつもりでも、今年1年間の沖縄+奄美大島の取材は、衝撃が予想を超える大きさでした。辺野古は、もちろんですが、沖縄の離島と奄美大島での、おしなべての大規模な自衛隊基地の建設。
これを見てきて、「戦争の時代」が歩いていると感じました。

新作のタイトルは、「沖縄からさけぶ 戦争の時代」です。タイトルについて、「大げさでは」という声もありました。僕は、沖縄のロケに行く前には、こんなタイトルにはなるとは予想もしていませんでした。大げさではないのです。

憲法論議が始まり、野党が発議を阻止するということでまとまっていないことが気になっていましたが。沖縄に行き、発議なんてとんでもないと思いました。安倍政権の改憲の狙いは、安保法制の完成と軍事大国化、徴兵制への地ならしです。もちろん、今本当に戦争をやることを財界は望んでいません。中国との貿易は、なくてはならないからです。それでも、軍備を増やしたいのは、日本がアジアで優位に立つためです。だから、軍事増強はアドバルーンかもしれませんが、そのすきをついて、右翼が台頭することが怖いのです。

といいながら、僕一人で何ができるのかとも思います。今年は、自分を追い込みました。ここまで追い込む必要もないと思うのです。僕だけでなく、民衆一人一人が。できるだけ自然に、冷静に社会を見つめることができなければ、えらい方向に社会は行くと思います。

映画は、まずは自分が納得するものにしたいです。誰が何と言おうと。所詮自分は、アマチュアなのですから。でも、社会の中で生きている自分は、じっと最後まで見ていてやろうと思います。事態がいかに深刻になろうと。

今から宣伝です。
新作映画「沖縄からさけぶ 戦争の時代」(60分)の初公開が決まりました。来年1月22日(火)18時30分~ 飯田橋東京ボランティア市民活動センター(JR飯田橋の真上)

ぜひ、おいでください。

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