奄美大島ミサイル基地で初の日米合同軍事訓練

9月13日から、今年3月に開所した陸上自衛隊奄美大島奄美駐屯地(中距離地対空ミサイル基地)にて、初めての日米合同軍事演習が始まる。この訓練は8月26日からすでに九州と北海道で始まっている陸上自衛隊と在日米陸軍との合同演習「オリエントシールド」(陸自:950人、米陸軍:950人が参加)の一環。奄美大島奄美駐屯地を含む訓練は今回が初めてとなる。

瀬戸内分屯地前での抗議行動

8月30日、奄美大島では3回(午前10時:奄美駐屯地、午後2時:瀬戸内分屯地、午後6時:奄美市名瀬「憲法広場」での集会とデモ)にわたって抗議行動が行われた。(主催:奄美の自然と平和を守る群民会議)

この行動では、社民党、共産党の代表から連帯の発言があり、また鹿児島県護憲平和フォーラム、護憲平和フォーラム九州ブロック(熊本、佐賀から参加)の代表の発言があった。

「奄美の自然と平和を守る群民会議」事務局長の城村典文さんは、「これを許せば、次は(現在弾薬庫を建設中の)瀬戸内分屯地をもまきこんだ大規模な演習となる」と話した。 日本政府の南西諸島の自衛隊軍備増強、ミサイル基地建設は、住民無視の建設強行から、演習の強行の段階に入っている。しかし、このことを伝えるメディアは地元紙(奄美新聞、南海日日新聞)、地元放送局(MBC:南日本放送)のみである。


瀬戸内分屯地に配備された地対艦誘導弾発射装置

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