芝居を観る

今日は、久々に芝居を観た。南果歩主演の「あの出来事」。2011年に実際にノルウェイで起きた銃乱射事件を題材にした、2人芝居だ。新鮮だった。そして難解だった。不思議な感覚で、芝居小屋を後にした。

映画とは違う。場面転換がない。芝居独特の演出技法がある。舞台上のものを、フルに使う。しかし一方で、もっと単純、素朴に演出できないのかとも感じた。

難解の原因は、素材の事件を知らなかったこと。遠さを感じた。しかし遠さと同時に、近づきたくなった。おまけに、原作者がスコットランド出身で、ヨーロッパを意識したという。ヨーロッパとアジアの距離感も感じた。

それは、中東のニュースを聞くたびに感じることと似ている。キリスト教に対する感覚でもある。「遠さ」である。

すべてが、つながっていると感じるのは、そもそも無理があるのかもしれない。そこから「関心」が生まれる。

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