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沖縄県石垣市議選 かってない厳しさの中で野党候補はたたかった

沖縄県石垣市議会議員選挙(9月11日投開票)は、来年3月に陸上自衛隊ミサイル基地の完成が計画されている中で闘われた。4年前の前回の市議選時には、基地工事がまだ始まっていなかった。また市の有権者の3分の1という数の署名が集まった石垣市平得大俣への陸上自衛隊配備の是非を問う住民投票も始まっていなかった。今回は、明らかに状況が違っていた。マスコミはこぞって「今回の争点は、基地ではなく、中山市政の評価」と宣伝した。

野党候補者の合同打ち上げ(9月10日・石垣市内)
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大田区で「戦争の時代」の上映会

本日9月2日、大田区にある「池上福祉園」で、拙作「沖縄から叫ぶ 戦争の時代」の自主上映会がありました。主催は、「東矢口9条の会」と「池上9条の会」の共催、参加は約30人でした。この会は名称が「憲法カフェ」そして今日が、なんと40回目です。

この映画は、4年前のちょうど今頃を軸に約1年にわたって取材し、製作したものです。主に、沖縄県知事選挙と、琉球弧の自衛隊基地建設をめぐって描きました。僕が、初めて手掛けた沖縄の映画です。そして今年はこの9月が沖縄の重要な選挙の月。4年目を思い出します。

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選挙取材が生かされた上映会

8月29日、世田谷区宮坂区民センターで拙作「島がミサイル基地になるのか 若きハルサーたちの唄」の上映会が行われました。主催は、年金者組合世田谷支部、参加は30人でした。

年金者組合世田谷支部さんは、前作「沖縄と本土 一緒に闘う」の上映会も昨年8月にやっていただきました。この地は、僕が拙作「選挙が生まれる2 私たちは歩き始めた」で、大変お世話になった場所です。この映画の最後のシーンは、市民連合目黒世田谷(めぐせた)が共闘運動で支援した落合貴之さん(立憲民主党)が、衆議院選挙で東京6区では初の市民と野党の共闘候補として当選した場面です。忘れられない場所、そして人たちです。今日はそのときの関係者も来ておられました。

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最後の勤務地(荒川区)で上映会

夏休みも押し迫った8月26日、荒川区町屋で拙作「島がミサイル基地になるのか 若きハルサーたちの唄」の上映会が開催されました。主催は、東京都教職員組合荒川支部、参加は会場がほぼ埋まる約40人でした。

荒川区は、僕の教員時代の最後の勤務地です。この上映会は、当時の同僚が組合に働きかけてくれ実現したものです。感謝です。僕は、自主退職、中途退職でした。理由は、強制人事異動。当時は石原慎太郎都知事のもと、君が代強制を始め数々の学校現場弾圧の嵐が吹き荒れていました。僕は、英語教育に疑問を感じ新聞に投書したことを理由に教師異動させられそうになったのです。結果、組合をはじめ多くの支援のおかげで異動を止めることとができたのですが体がまいってしまい、不本意の自主退職の道を選びました。

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かってない準備が必要だった上映会

8月21日、拙作「島がミサイル基地になるのか 若きハルサーたちの唄」の上映&トークが第163回憲法市民講座として都内、文京区で開催されました。主催は、「許すな憲法改悪!市民連絡会」、参加は20人でした。

表題でも書いた通り、この上映会はこれまでの中で一番準備に時間をかけたと思います。理由は、8月3日の米ペロシ下院議長の台湾訪問です。この事件がもたらしたものは、想定以上でした。それは、ほぼ100%のメディアが、中国批判のみを主張するという状況が(意図的に)作られたということです。この結果、一番被害を被ったのは、石垣島など沖縄県八重山地方の人々です。中国の軍事演習で80km沖合に弾道ミサイルが着弾した与那国島をはじめとして八重山、沖縄の人たちは大きな不安の中に追い込まれました。

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今日本政府のやるべきことは、日本の軍備増強をやめること

ペロシ下院議長、訪台後の事態は、中国の軍事演習を機に一気に中国習近平批判から台湾支援(ペロシ訪台以降の一連の日米の国会議員台湾訪問)、中国に対抗する日米軍事演習の継続強化、そして離島自衛隊基地建設の完成、防衛費増額の方向に向かっている。これは、日米政権の意図する方向だ。中国の実弾含む八重山諸島近海を巻き込んだ軍事演習という手段は、明らかに誤っている。だとすればそれを変えさせる外交努力を日本政府は行っているだろうか。それは、否であり、今すべきことを岸田政権は怠っていると言わざるをえない。

今年は日中国交正常化50年である。十分とは言えないが、日中関係は米中関係より成熟した平和、互恵の関係を築き上げてきた。その日中の関係性を踏み台にして前に進む以外に、米中紛争を止める方法はない。ここが、9月11日の県知事選、名護、石垣市議選の論戦の分かれ目になるところだ。

この点を巡る話を含め、拙作「島がミサイル基地になるのか 若きハルサーたちの唄」(60分)の上映会で講演します。ぜひ、おいでください。

8月20日(土)市民憲法講座にて上映 開演:18:30~ 会場:文京区民センター3A会議室 主催:許すな!憲法改悪・市民連絡会 連絡先:03-3221-4668 参加費:800円 湯本講演あり 

8月26日(金)都教組荒川支部主催上映会 17時30分開演 荒川区ムーブ町屋ハイビジョンルーム 湯本講演あり 主催:都教組荒川支部 参加費:無料

8月29日(月)世田谷上映会 宮坂区民センター 湯本講演あり 13:00~ 主催:年金者組合世田谷支部

「米中対立」に振り回される島の人々        8月20日上映会                 

8月20日(土)18時30分から、映画「島がミサイル基地になるのか 若きハルサーたちの唄」上映と製作者湯本雅典の講演があります。

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中国は本気で「尖閣」上陸を考えているのか

南西諸島を中心とした日本の軍備拡張がすすんでいる。琉球弧のミサイル基地配備はあらかた終わり、その最終段階の石垣島では来年3月に基地完成が予定されている。また来年度予算では、防衛予算の大幅増額が見込まれている。その根拠が、中国の軍事大国化、尖閣周辺での中国公船の領海侵入の頻繁化である。最新の防衛白書では、中国は「我が国領海への侵入をくりかえしている」と述べている。しかし、これは事実なのであろうか。

沖縄大学地域研究所特別研究員の泉川友樹さんは、「事実に基づいて政府の方針を批判したい」と述べる。泉川さんによると、日中間の尖閣をめぐる緊張関係は少なくとも政府間では沈静化しているという。一番緊張関係にあったのは、2012年の当時の石原慎太郎都知事による「尖閣諸島購入計画の発表」とその後の当時の民主党政権による「尖閣諸島国有化宣言」時である。

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「解除」がすすむ帰還困難区域に求められることは何か?

事故を起こした福島第1原発が立地する福島県大熊町の帰還困難区域部分の一部が、6月30日に解除された。ここは、住民が生活できるよう除染やインフラ整備が先行してすすめられている特定復興再生区域。JR大野駅前を歩いた。駅周辺には人が帰ってきている形跡はない。解除区域で今行われているのは、除染と建物の解体作業だ。すでに帰還が許されたにもかかわらず、未だ除染作業が行われていることに驚いた。しかし、実態を見ればうなずける。真新しいJR大野駅にあるモニタリングポストの値は、毎時0・23マイクロシーベルトを示していた。この値でも国が決めた除染基準値と同じ値である。そして、少し離れるだけで線量計の値はぐんとあがり、毎時0.77マイクロシーベルト(放射線管理区域の毎時0・6マイクロシーベルトを越える)から毎時1マイクロシーベルトにも達した。

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