重要なダメ出し

昨日の「東京ドキュメンタリー映画祭2019」、拙作「沖縄から叫ぶ 戦争の時代」の上映に、荒川の在日コリアンの子供会「コブクソン子供会」のオ・ユンビョンさんがおつれあいと来てくださった。なんと8年ぶりの再会である。うれしかった。

そのオさんが、再開の握手を交わすなり、いきなり「沖縄県民は、神社の鳥居をなぜ撤去しないのかね。韓国では、戦後全部撤去されたよ」と、文字通り食ってかかってこられた。

これが、オさんだ。久しぶりで感動してしまった。

僕には、正直言ってその観点がなかった。ウチナんちゅを無内容に持ち上げたりはしたつもりはないけど、もし、沖縄のアイデンティーを言うのなら、叫ぶのなら、国家権力の強力な手段となった、国家神道とも戦うべきだろう、それがオさんの言わんとしたことだろうと思う。

今年は、代替わりだ。ものの見事に、国の戦略は進行している。しかし、沖縄では日の丸掲揚(文科省が、「掲揚するように」と今年4月に通達を出している)に反発した地教委や校長がいる。これが、教職員組合ではないのだ。この点をも、追及されたような気がした。

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