30回目の「上映屋」

10月22日、横田市民交流集会で上映していただきました。会場の福生市民会館大ホールは、1000人の会場だったので、午前の上映にもかかわらず3分の1ほどの席が埋まり、約300人の方に観ていただきました。おどろいたのは、その後の反響でした、用意したDVDは、20本売れ(完売)、今度上映に来てくださいという声が複数ありました。この会場に隣接する在日米軍横田基地からは、つい先日北海道で行われた日米合同演習に、オスプレイが飛び立っていたのです。

福生市民会館

 翌10月23日には、文京区シビックセンターで「命・地球・平和共助・協働ネットワーク」という市民団体主催の上映会がありました。参加は10人でしたがここでは貴重な体験ができました。参加者に、「ミサイル基地建設に賛成ですか、反対ですか」という質問をしたところ、2名の男性(3~40代?)が「賛成」に手をあげられたのです。その一人が、「なぜ、裁判所まで、民主主義がまったくまもられないのですか」と質問をされたのです。 市民運動の参加者も、迷っている。と感じました。台湾、北朝鮮情勢の緊迫度が増す中、確信もって「基地建設反対」が言えなくなっているのです。僕は、今まで、賛成の方々に「もし、身内や友人が、有事の事態に参加したいといったらどうしますか」と聞いてきましたが、おそらくこれでは、不安をお持ちの方は、納得されないと思います。危機の回避には、つながらないからです。だから今は、「日中の関係性は危機を回避できる可能性をもっている」「事実が隠されて報道されている」とお話しています。

文京シビックセンター

 今年の1月に始まった「上映屋」、コロナでなかなか上映会が開かれない中での苦肉の策でしたが、この23日の上映会で30回になりました。僕は本来は、映画に講演はいらないものと考えていました。そもそも話が下手な僕には、講演は向いていないのです。しかし、僕の映画の技術の不足と情勢の緊迫度が、講演付きの上映会をせざるをえない状況を生んでいるのではないかと、自分を納得させています。 

 まだ、「上映屋」にご参加したことのない皆様に呼びかけます。ぜひ1度、「上映屋」においでください。映画で現地の若者たちの「素」に触れ、講演で「防衛費の増額は必要ない」というまったくマスコミが報道していない部分を根拠立ててご説明いたします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA