国政変革につながる重要な選挙が始まった

4月16日、統一地方選挙後半戦が始まった。4月9日投開票の同選挙前半戦では、立憲野党の苦戦、維新の会の「躍進」が報じられた。それに乗じてか、その後Jアラートの発出も含め「戦前」を思わせる雰囲気がますます大きなものになっているように感じる。その反映なのか私が取材している東京都武蔵野市の市議会議員選挙では、市政をめぐる例えば小中学校の給食費の無償化を始めとした課題に加え、国政の課題の軍拡、原発、増税について訴える立憲野党の候補者(無所属もふくめ)が多い。今回の統一地方選挙は、当面国政選挙がないこともあり国政に直結する位置づけがあるといっても過言ではない。

三島杉子杉並市議選候補(日本共産党)
桜井夏樹杉並市議選候補(無所属・社民党推薦)

三島杉子(日本共産党・新)さんは、「今までにないようなことが進められるなって思っている中で、いや本当にあの時自分何してたんだろうっていう風には言いたくない。」と初めて立候補した思いを語った。桜井夏来(なつき)さん(無所属・社民党推薦・現)は、「議会での実際の活動でも感じていたことですが、残念ながら議会が合意形成の場としてうまく機能していないということです。民主主義というものをしっかりと取り戻していかなければと思います。」と一昨年の武蔵野市住民投票条例案否決を例にとって話した。

地方議会選挙は、わずか1週間の攻防だ。しかし今後の国の動向を決める重要な意義が、この選挙にはある。

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