2019年を凝視したい

映画「沖縄から叫ぶ 戦争の時代」(61分)が、完成した。反響が、すごい(大げさではなく、ほんとに)。沖縄が、この国の行く末を決める「鍵」を握っているからだ。そして、その中でも大きな役割を果たしているのが、創価学会本部とたたかっている創価学会員と元創価学会員。

今年も1年が終わる。沖縄に飛び込み、本当に多くを学ばせてもらった。高校生のころ、何もかもがいやになり、水俣病をおいかけて新潟まで行ったことを思い出す。あのころと、僕自身は、何も変わっていない。居てもたってもいられなくなり、ただひたすら「沖縄」を撮った。

一言では言えない、「微妙」なところに、今、私たちはいる。立たされていると言ってもいい。大事なことは、今自分が見ているものがすべてではないということ。そして、自分が見ている「小さな世界」から、まだ見えてこない「底の部分」や「未来」を想像する力を見つけ出すこと。きっと、自分にはその力があると信じること。

昨日、レイバーフェスタ2018(レイバーネット主催)が終わった。いつも僕の映画の音楽を担当してくれている、ジョニーH が、「路上からの発信」という音楽コーナーを作り上げた。私たちたちがなかなか見えていないけど、つながっている世界を作り上げたコーナーだった。これを若い人たちに聴かせたい。

そして僕は、沖縄の離島で起きていることを若い人たちに見せたい。辺野古の情報は、やっと入ってくるようになった。そこには、多くの人たちの努力が必要だった。でも、「座り込み」まではちょっと参加できないという、特に若い人たちに、なぜ座り込みをしなければならないのかを伝えたい。それは、沖縄の離島に行けば分かる。県道を境に、巨大なミサイル基地が作られているからだ。まさに「戦争の時代」である。

あと数日で2018年は終わるけど、恐ろしいスピードで2019年はやってくる。乗り遅れることは、損だ。来年は、いよいよ「みんな」で動きまくる1年だ。

2019年を凝視したい」への2件のフィードバック

  1. 初めまして。私は年金者組合世田谷支部砧分会の杉本です。本日分会のメンバーから東京民報(2月10日付け)を見せていただきました。私は分会の映画担当をしています。ぜひ3月末に上映したいと思っています。DVDの購入方法をお教えください。 追伸 私は定年退職するまで京都の公立中学校の教員をしていました。教職員組合の活動もやっていました。湯本さんを理不尽に退職に追い込んだ教育委員会に対して強い憤りを感じています。(東京へは共働きの2男に4人目の孫が生まれたので、京都を留守にしてきました。もうじき10年になります)

    1. 杉本様
      返信が遅れて申しわけありません。
      DVDは、このHPの「ビデオ作品」からお申込できます。
      また、yumo@estate.ocn.ne.jp にご住所、お電話番号をご記入のうえお申込みいただいても結構です。
      よろしくお願いします。
                    湯本雅典

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