今年の僕の映画製作のテーマは

なんか、だんだん、今年のテーマが見えてきました。
テーマとは、考えるたびに「やる気」がわくもの。
本来は、テーマ=シェーマ=命題なので、やる気とは少し違うと思うのですが。でも、突き詰めればそうなると思います。

僕の今年の映画つくりのテーマは、「人の話」です。

映画の中で「人の話=インタビュー」が長くなると、つまらなくなります。そこを魅せる映画というものを作ってみたい。

石垣島(2018年9月)

要は、掘り下げたいのです。

自分の周りを見ると、テレビを見ると、みんなちゃんと考えているのかなあと、不安になります。そこは、環境も影響していると思うのです。

例えば「沖縄」(22日から行きます)、じっくり、話を聞いてみたい。辺野古の人は、どう思っているのか。普天間基地周辺の人は、労働者は、石垣島の人たちは。

たたかいに明け暮れていると、見えなくなるものがあります。それは、世間です。本当は、しっかりつながっているはずなのに、いつのまにか自分と世間のつながりが見えなくなる。そこに不安が生まれます。

極端な話、県民投票で負けたとしても、数字の上に出てこないものがあるのではないだろうか。それは、沖縄の人々の苦しみ。だから、本来は県民投票など苦しい闘いをやらずとも、すでに公表されていたはず。でも、それでも、県民投票という、今まで1回しかやったことのないものを沖縄県民が選択したというのは、それが「最後の手段」だったからだと思うのです。そうさせた責任の一端は、僕やあなた、ヤマトの人間にある。

だから、今一度、沖縄の人の話をじっくり聞きに行くのです。何度も何度も、じっくり聞きにいくのです。そして、やはり、そこには沖縄の人々の苦しさがあったということを、ヤマトの人間は再確認したいのです。

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